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ママになっても新幹線通勤続行中!ジョイセフ ミッチのブログ
既成概念を捨てろ! 助産師 冨田さんの話を聞いて再考する
静岡駅ビル で開催された
助産師 冨田江里子さんの講演会

フィリピンから母子保健、
「支援」を考える


に参加してきました。

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一言で言えば、

国際協力NGOで働く私にとって、
妊婦の私にとって、

目が覚める
でした〜〜!!


毎年フィリピンから一時帰国する時には、
全国のあちこちで講演依頼で引っ張りだこの冨田江里子さん。


会場だった静岡パルシェの7階の会議室は、
静岡大学の学生を中心に、冨田さんのお話を聴きたい人で、溢れかえり、
後ろの方は、立ち見の人たちでいっぱいでした。
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冨田さんは2000年11月、フィリピンの貧困地域で無料診療所を開設。
約20年前にJICAの青年海外協力隊でモルディブに派遣された時の2年間の経験が、
その後の冨田さんの姿勢にも、大きく影響したようにも受け取れました。


★モルディブでの冨田さんの4つの発見★

現代医療は全人を救えない
    ⇒途上国でも、お金持ちだけしか治療は受けられない
 
医師がいるクリニックで無料で診察を受けられることができても、処方箋が出されるだけ。
薬は有料だから、貧しい人たちには、薬を手に入れることはできない。

病気が発見されても、手術は有料だから受けることができない。
つまり、お金が払える見込みがない貧しい人は、治療してもらえないのが現状


現代栄養学は不要な知識
     
・その土地の従来の食べ物があれば、食事の偏りがあっても 栄養失調にはならない。
(⇔現地の食べ物に馴染んでいない日本人の冨田さんたちは、協力隊で派遣中に栄養失調になった)
        
・日本などの 先進国は、もともとあった従来の食べ物ではなく、添加物入りの加工食品物を食べているので、 アレルギーやアトピー等本来適応できるはずが できなくなって病気になっている。



お産はいつの時代もされてきた

「産科に関する医療はここ100年くらいの歴史であるのに対し、人類の出産は数十万年の間繰り返されて命は引き継がれてきた」

人間には産む力がある。赤ちゃんには生まれてくる力がある。
人間には、(ものすごい貧困や内戦などの人為的困難がない限り)生き抜く力がある。
・消毒液、殺菌された水、場所は必須か? → 昔は無かったはず。それでも人間の命は生まれてきた


病気の種類が違う

・20年前、成人病 ガン アトピー等の 病気は途上国には無かった。
・先進国では、除菌・無菌状態の中で 赤ちゃんを育てるので、抵抗力の弱い人間に育っている



さらに、冨田さんは訴えます。

「日本の価値観で見れば、貧困層はかわいそうな人たち。みんな、“ユニ●フ” のCMに刷り込まれているんです!」


と。

うわぁっ!ずいぶんと直球玉でズバリおっしゃるな〜〜〜と、

ちょっと一瞬ヒヤっとしましたが、
あまりに冨田さん、ズバズバ軽快にテンポよく、話していくので
思わず、笑いが込み上げてしまいました(^c^;)


よくある国際NGOのCMのパターンはコレ↓
「この写真をご覧ください。
ここにいる裸の子どもは、貧しくて、
着るものの食べるものもありません。
病院にも行ったことがありません。
ワクチン1本あれば、この子の命が助かります。 
ぜひあなたの力をお貸しください・・・」



と、執拗に
 貧しい子=かわいそうな子
とい刷り込むCM。
電車の中でこっちをじっと見るアフリカの男の子の写真付きの吊り広告。

こっちが何か、悪いことをしたかのように、気持ちが重く、暗くなり、
反省モードになる。
そして、かわいそうな子に
寄付できない自分が心ない人間のように思えてくる・・・


たしかに、そのとおり。
冨田さんのおっしゃるとおり
です(^^;)



冨田さんは続けました。

現地で本当の実態を見てください。
生まれたときから、この状態が当たり前なのだから、悲しんでなんかない。
困った人がいれば、周りの人が助ける。
子育ても近所に暮らすみんなでやってます。
その辺に転がっているもので、自分たちの家一軒建てています。
その家は日本の家という常識からは考えられい形で、柱なんかない。
でも建っています。たまに嵐で吹き飛ばされることもありますが。
傾いていたって関係ない。彼らは幸せなんです。

ゴミ山は、彼らにとっては宝の山なんです。
ここにくれば、ご飯代を得ることができます。
汚い、臭い、ここにいる人たちはみんな病気になる・・・は、私たちの勝手な思い込み。
彼らは元気です。病気だってしていませんよ。
日本人がわかっていないこと、及ばない点がたくさんある。
既成概念を捨ててください。
国際協力は、一方的な施しではなく、
人が人として認め合うところから始まらないとおかしい



「かわいそうだから支援する」というスキームでは、
「かわいそうは、減りません!!」。
だから、
私はユ二●フみたいな話はしたくない・・・と冨田さんは続けました。

 
では、
どんな支援が必要なのか?


冨田さんが強調したのが
貧困という名の病
でした。

現地では、この10年でがんやアトピー、生活習慣病が急増しているといいます。

日本をはじめとする先進国の企業たちのインスタント食品や粉ミルク、炭酸飲料、スナック菓子などが、貧しくても買える少量パックで浸透しています。
お菓子の包装には、日本でいうところの厚生労働省推薦のマークが!!!
そして、「栄養いっぱい」「頭が良くなる」などのキャッチコピー。



そして朝からインスタントラーメンを食べ、
毎日の日課になっている家庭は、本当に多いとのこと。


先進国の企業が放つ言葉やCMは、
フィリピンの彼らにとって絶対的。

どんなに冨田さんが『体に悪いんだよ』と説明しても、

そんなはずは無いよ(だってCMで良いって言ってたもん!政府も薦めてるもん!)・・・と言わんばかりに微笑み返すだけで、まったく冨田さんの言葉を信じないとのことです。


これは、貧困層特有の反応で、
考える力の喪失だと
冨田さんは言っていました。

これぞ、貧困という名の病。


冨田さんが、国際協力(支援)が必要と考える最大の理由。


 「一緒に彼らと遊んでくれるだけでいい。英語ができなくたって、現地語が話せなくたっていい。日本人や他の国の人と過ごせるという自信を持つことから、彼らは変われます」

と冨田さん。

他にも、

・愛情をかけなかったら、人は人には育たない。人を変えられるのは人でしかない。人に関われるのも人、人にできるのも人。
・「あなたのことが大事な存在だ」とわかれば、貧困層の子どもたちは変わっていく。子どもは、私たちが関わっていけば、どんどん変わる。



現地の貧困層と生活を共にする冨田さんならではの、
現場からの声に、心を動かされました。

貧困層を生む一因に、日本による森林伐採があります。

「貧困をなくしたい・・・と思ってくれた方、
 今日からティッシュペーパーを使わないで布巾を使いましょう」


冨田さんの言葉はいたってシンプル。

国際協力は、専門家じゃなくてもできる。
つまり、私たちが私たちの暮らしを見直すこと、

このことこそが国際協力(支援)だという冨田さんの講演に、
終始圧倒されっぱなし、アッパレ〜〜〜!!!と拍手したくなりました。


冨田さんの話、気になった方はぜひご著書をご講読あれ〜♡

フィリピンの小さな産院から

冨田 江里子 / 石風社




追伸:講演終了後、冨田さんのもとへご著書を持ってご挨拶に行くと、
「あ、ジョイセフの人や〜!今日の話、聴いてて、気分悪かったやろ?? 」って、冨田さんに言われた私(笑)
「いやや、その逆です。爽快感でいっぱいです。スッキリしました。そして初心にかえりました。諸々考え直すよいきっかけとなりました!」 と、お返事しました(^^)


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by joi_micchi | 2014-07-08 22:40 | ミッチの雑感、つぶやき | Comments(2)
Commented by nekko.cfp at 2015-02-14 22:38 x
始めまして。フィリピン、貧しい母子のための診療所の事務局担当の冨田です。現在、団体のHP作成に向けて調整中です。
このブログに掲載しているミッチさまと江里子の写真を使いたいのです。使い方は著書の紹介で、本の表紙と並んでHPのトップの1コマになります。
コメント等は nekko.cfp@gmail.com まで頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。
Commented by joi_micchi at 2015-04-07 09:52
冨田さん、メッセージありがとうございます。お返事が遅くなってごめんなさい。写真の使用は大丈夫です(^^)
教えていただいたメールアドレスの方に、送らせていただきますね。取り急ぎ。
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