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ママになっても新幹線通勤続行中!ジョイセフ ミッチのブログ
フィスチュラ(fistulae) って!!!?


世界人口デー(7/11)を記念したシンポジウムがありました。

今年のテーマは、「65億人の人口と減少社会・日本」。

特別講演は、猪口邦子 少子化・男女共同参画大臣。
新しい少子化対策を語る・・・ということで、私も自分自身が、バースプランを立てる直前の「当事者」としても興味深い話。
マスメディアの中では見ることのできない、新しい施策への熱い思いを語る猪口さんが見れたことは、とっても新鮮で驚きでした。(このことはまた詳しく次回で語りますねー)


このシンポジウムのもう一つの目玉で、
有森裕子さん(マラソンランナー、国連人口基金親善大使)のお話がありました。
有森さんが今年度、ラストRUNを控えているせいか、テレビ(スポルトだったかな?)の取材も入り、300人近くの人が有森さんの話に耳を傾けていました。

話は、今年の2月に有森さんが視察したというエチオピアのお話。
写真のスライドショーでは、たくさんの若い女の子(14-8才かと思われる・・・)が登場していました。
フィスチュラ病院のなかで入院している少女たちの写真。

フィスチュラとは、
フィスチュラ(ろうこう)のこと。
体の器官に空いた、あな(=孔)のことをいう一般的な医学用語。

彼女たちの体のどこにあなが空いて、どうなってしまうのか??!

答えは、
膣周辺の壁に孔(あな)が開いて、尿やうんちが「たれ流し」の状態になってしまう。

膀胱との間のみのあなでしたら、尿漏れ、
直腸へダメージがあると、糞漏れがコントロールできなくなる、ということです。

びっくりする話でしょ!?



ここに来るほぼ100%の少女たちが、未熟な体のまま妊娠したために、フィスチュラになったということでした。

赤ちゃんの頭が、骨盤に比べて大きすぎるとき、私たち日本のような先進国では、病院のベッドで頭のサイズなどを測定して、会陰切開を施したり、鉗子分娩を促したり、最終的には帝王切開により、母子の安全を確保しますよね。
それができない、出産のために医師や助産師などの正しい知識を持っている人に診療を依頼することができない途上国では、陣痛が長引いてしまう出産が多々あり、フィスチュラの原因となる。

エチオピアのそのフィスチュラ病院の女の子たちは、陣痛が3日、4日も続いた子も多いよう。
赤ちゃんは、その頃には産道で死んでしまいます。
そうすると、赤ちゃんのサイズは縮小し、ようやく、出産(死亡した胎児の排出)に至れるのだといいます。

赤ちゃんを失ったお母さんは、それだけではなく、産後、排泄コントロール機能喪失などの大変つらい現実に直面することになります。
子供を持つことが、社会的に女性にとって重要な意味を持つ文化圏にあって、精神的に、投げやりになってしまったり、うつになってしまったり、はては、自殺を試みたり、実際に自殺に成功する女性たちもいるとのことです。

多くの女性は、夫(または子供の父親)に、放り出され、実家でも、最終的には、同居困難の故を宣告されることも少なくありません。
フィスチュラ罹患者が多いエチオピアなどでは、生活用水もままならないままに、家族が一間の家に居住するのがならいであるところ、身を清めることが困難なこうした女性たちは、その臭気のゆえに、孤立を強いられていきます。
そんな女性たちを匿い、治療し、トレーニングしているのが、このフィスチュラ病院だということです。

フィスチュラは、手術により、9割、治療可能だといわれていて、そのコストは、約二週間の入院期間を含めて最低でも300ドルくらいと見積もられています。
これは、こうした国々の一般民衆の世帯年収よりも高額である上に、施術できる医師、病院は、現状、多くの地域で、ほとんどないということ。

有森さんの話によると、エチオピアでは、年間8000人の女性がフィスチュラになっているとのこと。

なんだか、同じ女性でありながら、
こんな現実と直面している彼女たちの写真を見ながら、胸が張り裂けそうな気持ちになりました。


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by joi_micchi | 2006-07-07 18:41 | home
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