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ママになっても新幹線通勤続行中!ジョイセフ ミッチのブログ
世界人口白書2006が出ました!
毎年ジョイセフが日本語訳を担当している
国連人口基金(UNFPA)発行の「世界人口白書」。

今年は、9月6日(日本時間午後9時)に世界同時発表になりました。
今年のテーマは 希望への道〜女性と国際人口移動〜。

9月14日、15日に国連総会で国際人口移動についての会議があるのに合わせ、このテーマに絞り込んだという。
今回のテーマはいつもよりちょっと日本の生活から離れた難しい話にも思えるが、
白書の中を覗いてみると、他人事だとは決して思えない内容でした。

人身売買や虐待などの被害にあっている女性移住者の実情を報告しています。
この女性移住者の保護の必要性を訴えていました。

白書によると、出生国を離れて生活する人は、過去50年間でほぼ倍増し、2005年は1億9100万人。この数を一つの国と考えれば世界で5番目の人口となるくらい大きな数である。
その中のほぼ半数の9500万人が女性とされ、先進国に向かう人口移動が大半を占めているというからびっくりです。

移住した女性は、雇用主からの暴行や長時間の強制労働などの危険にもさらされているわけで・・・。
もっとも深刻だと感じたのは、少なくとも245万人にのぼるとされる人身売買。
米国務省は年間60万〜80万人が国境を越えて売買されていると推計、
大半は性的搾取にあう「女性と少女」だといわれています。

例えば、スペインや日本などで売春婦として働いているブラジル人は最大7万人と推定され、その多くは人身売買された女性だという。

また、白書によると、女性の社会進出によるベビーシッターなどの家庭内労働のニーズが、女性の移住を促す最大の要因となっており、アジアでは1990年半ばまでに、毎年推定80万人の女性が家庭内労働のために中東に移住するようになったという。

移住者が母国に送金する額は、2005年は2320億ドル。
うち1670億ドルが途上国に送られており、この額は政府開発援助(ODA)よりも大きいという。
女性は男性より送金する割合が高く、自分の家族を助けるだけではなく、その国の貧困削減の一助となるプラス面も指摘しています。

白書は、上記のような女性の移住・人身売買を防ぐため「教育や意識向上のキャンペーン、貧困削減のプロジェクト、生計を得る機会の創出が必要」と訴えています。

私も、この世界の現状を多くの人に知ってほしい!と思い、今日はブログに書いてみました。

世界人口は今、65億4030万人、
2050年には90億7590万人に達する見込み。

世界人口白書が欲しい方は、下記ご覧になりジョイセフまで連絡ください。
(無料で配布中です。)世界人口白書申し込みページ

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by joi_micchi | 2006-09-07 18:07 | home
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